障子を使って、おしゃれでモダンな空間を作ろう【実例5選】

障子という建具はご存じですね。名前だけ聞くと古臭そう、ダサい和風、と連想される方もありそうですが、実はデザインも機能も優れた建具です。この記事ではいろんな障子の実例を紹介しながら、我が家の反省点や気を付けることなどもお伝えしていきます。

irei blog（伊礼智）より

障子のメリット

我が家の障子

これは我が家の障子。

庭に面する障子は壁面に引き込めるようにしたので、開けるとご覧の通り、窓幅いっぱいに開きます。

ちょっと雑ですが、合成写真を作りました

障子のデザインひとつで印象が変わります。いろんな例を見て、お気に入りを見つけよう！

障子の代表選手　吉村障子

吉村順三設計の箱根山マンション訪問より

日本で一番有名な障子かもです

框（枠）と組子（桟）のサイズが一緒で、閉めると連続した1枚の障子に見えるように設計されています

実は今、障子は全国の素敵な家づくりをしている会社さんで採用されています

その元祖とも言えるのが、この吉村障子です

障子がインテリアになる

ベガハウス　下荒田のスキップフロアより

障子が凛とした空気感を作る

扇建築工房　小松の家より

障子を使って上質なカジュアル

北村建築工房　木彩の家

たて格子の障子

オーガニックスタジオ新潟　緑と家族を繋ぐデッキテラス　「二本木の家」

障子の採用で気を付けたい事

ここまで素敵な障子を見て来たけれど、注意点も少しあります

ラインを揃えること

天竜焼杉と塗り壁の外観の家　マルト

障子を採用する際に気を付けたいのがラインを揃えること。

四角の格子にするならすべての四角の大きさが揃うように、タテならば幅と、横ラインが揃うように計画しましょう（わざとサイズ違いの格子を使うという高度なテクニックもあるにはありますが・・・）

天井高との関係

扇建築工房　貴布祢の家

家仲間コム

この3枚の写真で違いが判りますか？

1番上の写真は障子が床から天井まで高さがあります　

天井高2200

2番目の写真は我が家ですが、障子の上に壁があります　

天井高2400（一番一般的な高さ）

3番目の写真も障子の上に壁があります

多分天井高2600

実はここまで見てきた我が家を除く写真は、天井高2200のお家です

天井高2400（一番一般的）でも床から天井までの障子を作ることはできますが、障子の落ち着いた雰囲気を生かすなら天井高2200がおすすめです

障子と天井の関係はとても大切。天井高2200は低いと思い込まずに、見学会などで体感することをおススメします。

その障子、昼間に開けられる？

当然ですが障子を開けると、透明のガラス窓のケースがほとんどだと思います

いくら素敵な障子とは言え、昼間は開けられたほうがいいですよね

計画段階からそこはよく考えておきましょう

昼間、障子を開けられるように計画しよう。植栽や外構、配置などで工夫しよう

あなたの家には障子を破る人はいますか？

障子紙には素材も含め種類があります。破れが怖い場合は強い素材を選びましょう

障子のまとめ

メリットから始まり、デメリットまでお伝えしてきましたが、建具としての障子はほんとにおススメです

是非、計画段階で障子の採用を設計者に伝えてくださいね