家を建てて8年経ちました。当時はもちろん十分考えて建てていたつもりですが、今振り返ると思考停止だった、勉強不足だったと思うことがあります。この記事ではその中でも窓についてまとめました。我が家では採用できなかった、おススメの窓も紹介しつつ、これから家を建てる人が窓について後悔するポイントを少しでも減らすことのお役に立てると思います
窓についての後悔ポイント
窓の役割って何だと思いますか
光を取り込む
風を通す
外の景色を眺める
こんなところを思いつきますよね
忘れがちなのが日射の取得、冬に有効ですね
ちっち私は窓については全く考えずに家を建てました・・・
設計に丸投げの状態でした 反省
窓の値段、知っていますか?
割と地味に高いのです
ならば安い窓にしよう!
これもいけません
家の性能と窓は深く関わっていて、安い窓にするとそれだけで家の性能はがた落ちです



家を建てる時のコストダウンで、窓の性能を落とす選択は絶対にやっちゃダメ!
ならばどうするか?
その窓、そこに本当に必要?と吟味しましょう






コストダウンのためにも窓の吟味は有効ですが、安い窓にするのは性能が落ちることに直結するのでダメ。樹脂窓は必須です。
窓の種類
本文の前に窓の種類について書いておきますね
我が家の窓はYKKのAPW330という樹脂サッシを主に採用しています(ウッドデッキの出入りは違う)
そこそこ高性能の窓で、価格も割合にこなれているので高気密高断熱の家でよく採用されています


YKK AP
そのシリーズの中のこんなデザインの窓を使いました
YKK AP
他にもよく知られている引き違い窓、開け閉めできないFIX窓、ちょっと特殊なものでは、ウッドデッキの出入りには引き込める掃き出し窓(これはAPWではない)、お風呂にはFIX+片引きの組み合わせ窓を採用しています
窓の後悔ポイント 数を減らせたんじゃないか?
上の図面でいうところの赤丸で囲った部分です
冒頭で書いた、窓の役割をもう一度おさらいすると



窓の役割は、光を取り込む、風を通す、外の景色を眺める、だったよね
まず、キッチン横の縦滑り出し窓。


中から見るとカウンターと本棚(写真は棚が入る前)に挟まれていて手が届きにくいし、そもそもこの窓の役割は何?って感じ。
この面には窓はしっかりあるし、必要無しでした。
和室の引き違いの地窓。


窓の奥に竹林、のイメージで付けたんだけど・・・
引き違いにして開けられるようにしたけど、手が届きにくくて開けない。
WCの滑り出し窓


便器の奥に天井付けの高い位置にあるんだけど、そもそも手が届かない。
センサーダウンライトがついてるし、明り取りとしても必要無し。
WICの引き違いの窓。


これは私の考えが甘かった・・・
実はここ、今はウオークインクローゼットとして使っています。
設計段階では、そもそもがこの家のコンセプトは夫婦の終の棲家で、1階で生活が完結することでした。
2階はおまけで部屋だけ作ったようなもので、深くは考えていなかった。



収納計画が甘かった。2階の各部屋にクローゼットを作らなかった時点で、ここはWICになることを予想するべきでした・・・
窓側に掛けておいた紺色のお洋服が、色焼けを起こしました~(ハニカムスクリーンは付けてた)
この窓は要りませんでした。
二つ並んだ滑り出しの窓


これはもう単純に、一つあるからいらないってことです
コストダウンの対象です
手が届かない位置にある窓はFIX以外は要らない。なんとなくついている窓はないか?外からだけじゃなく、家の中からどの位置にあるのかも、よく想像しよう。
窓の後悔ポイント 種類を変えたほうがよかった?
上の図面でいうところの青丸で囲った部分です
洗面室の滑り出し窓


この窓も高い位置にあります
高い位置にあるから開けにくく、結果開けたことがありません。
必要ないかなとも思うんですが、洗濯したりもする場所なので明り取りとしてあったほうがいいかなと。
なので、FIX(嵌め殺し)にすれば良かった。
これもコストダウンの対象です。
玄関の滑り出し窓と玄関引き戸


ここは窓の前に観葉植物なんかが置いてあって、窓を開けようと思ったら動かさないといけない。
結果、面倒で開けない。
なので、FIX(嵌め殺し)にすれば良かった。
ちょっと話しがそれるけど、ここに明り取りの窓があるならば玄関引き戸をもう少し考えればよかった。



玄関引き戸に関しても、思考停止状態で決めました。
現代和風、ってことしか頭になかったわ
YKK れん樹
我が家の玄関引き戸はこのタイプ。
デザインは好きなのですが、断熱性能が3.49。(熱還流率)低い・・・
同じデザインでもガラスが単板になると6.51。ありえないくらい低い
ユダ木工 MIYAMA桧玄関引戸 THシリーズ(断熱)
こちらの引き戸は木製建具で有名なユダ木工
このデザインの断熱性能は1.92。



玄関に光が入る窓があれば、玄関ドアや引き戸にガラス部分(採光部分)がなくても大丈夫!
採光部分のないシンプルなものの方が、同じメーカーであれば実は安かったりします。


吹き抜けの高所用滑り出し窓


高所用の滑り出し窓、手動なのでこのようにボールチェーンが長々と降りてきます。(今は廃番)
我が家はこの下にカウンターがあるので邪魔でしようがない。
電動にすればよかった・・・
2階の滑り出し窓、(透明ガラス)2か所


実は滑り出し窓って実に掃除がしにくいんですね
外の景色も楽しまないのならば、ガラスを透明にしなければ良かった・・・
この、窓の掃除については改めて記事にしたいと思います



高気密高断熱の家では引き違いの窓は極力使わない傾向にあります~
気密が引き違いではどうしても悪くなるんですね
明り取りとして必要な窓は割り切ってFIXにするとコストダウンになります。高所用の窓についてはそこに本当に必要か、操作方法も含めてよく考えて。景色を楽しまないなら型ガラス(透明ではない)にすると、汚れも気にならないし、カーテンがいらない。
窓の後悔 まとめ


おススメの窓


木製サッシ
実は木製サッシは断熱性能に優れ、見た目もよく、私もぜひ採用したかった窓です。
なぜ、採用しなかったか?高いから。
だからこそ、ほかの窓の見直しをしてでも、ここぞ!という部分に採用したかった。
下の記事は木製サッシについて詳しく紹介されている、鎌倉の会社です。
木製サッシメーカーをご紹介しときます
佐藤の窓
プロファイルウインドウ
2つの開き方のある窓 ドレーキップ窓
滑り出し窓のところで触れましたが、窓は清掃性も大事です。
内開きしてくれる窓は清掃性が高く、特に2階で採用したかった。
YKKにもツーアクション窓という名前でありますが、若干窓の機能が違うようです
窓は奥が深い。もう少し勉強するべきでした。
私は思考停止状態で窓を決めてしまって後悔しています!
皆さんはよーく考えて窓を選んでください。
その窓、開けたら何が見えますか?















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